【ランボー】랭보 ストーリー 前半
実在の詩人アルトゥール ランボーの半生を
ランボー、彼に大きな影響を与えるポール ベルレンヌ、幼馴染エルネスト ドゥラエの3人で演じる作品。
ランボー、ベルレンヌの実際の詩を美しい旋律で歌う劇中曲が印象深い。
彼が最期に見つけた'真実の詩'を探すストーリー。
※半分逐語訳で完全ネタバレ。
スーパーx100長い上に前半だけ😇
〜人生は不幸だ、止むことのない不幸の連続だ。それなのに 我々はなぜ ここに存在するのだろうか(ランボー 地獄の季節より)〜
⑴ プロローグ 1891年 パリ
荒廃した詩人ベルレンヌをランボーの幼馴染ドゥラエが訪ねる
ドゥラエはランボーが亡くなったと伝えるが
あいつは死なない、悪魔だからと受け入れないベルレンヌ
ドゥラエはマルセイユ行き汽車券を差し出し マルセイユから船でランボー最期の詩があるアフリカに行くという。
べ-どうして私に?もう二度と会いにくるなと言っただろう?
ド-ランボーの頼みじゃなければ来ません。僕らが最初に見なければ、ランボーの最期の詩を。いつもそうだったように。
ドゥラエが去った後ベルレンヌは呟く
'どうかより孤独でより虚しい死でありましたよう'
♬ 내 마음에 내리는 눈물 (私の心に降る涙)-べ
⑵ 1871年フランス郊外シャルルヴィル
パイプを咥え森を散歩するランボー。ドゥラエが来る。
ド-ランボー!
ラ-返事来たか⁈
ド-いや…
ラ-誰も僕の詩を理解できないって⁉︎
ド-僕らもう少し待ってみよう
ラ-ボードレールが生きていたらすぐ分かってくれたろうに
ド-もちろんだよ…何て手紙に書いたの?
ラ-気になる? ド-気になる!
ラ-教えようか? ド-教えて!
ラ-僕は誰で何をしてて…こんな風に書いた!
♬취한배 (酔どれ船) - ラ
https://m.youtube.com/watch?v=CNcgMnKvINU&feature=youtu.be
詩人はあらゆる制約から解き放たれ、普通の人が見えない世界に到達する…透視者になりたい!と歌うランボー
ド- きっとなれるよ、透視者!
ド-他の人にも手紙を送ってみよう。きっといるよ理解者が。僕みたいな^^
ラ-あぁドゥラエ、お前は天才だ!
どの詩を送るか悩むランボー
ド-僕はこの詩が一番好きだ
♬ 모음들 (母音たち)-ラ
Aは黒、Iは赤、Uは緑、Eは白、Oは青と2人楽しく歌う
⑶ ランボーとベルレンヌの出会い
ド-はいプレゼント!新しく出た詩集3冊。この中の誰かに手紙送ろう
ラ-(最初の2冊は)つまんないな…
ド-じゃあこの人。既にパリで有名な詩人だけど個人的に好きなんだ
ラ-ポール ベルレンヌ…
♬높은 탑의 노래, 감각 (高い塔の歌、感覚)-ラ
https://m.youtube.com/watch?v=5b9CkQDx8ag
'時よ来い、私のもとへ来い!'
ベルレンヌの詩を読み高揚するランボー。
ドゥラエに手紙を代筆してもらいベルレンヌに送る。
'あなたの詩を読んだ瞬間、魂が抜けました。ボードレール以降、僕の心をこんなに震わせた詩人はあなたが初めてです。
僕は真の詩人に、透視者になるためここを離れなければ。どうか僕をパリへ呼び寄せて下さい。良い返事を只管待っています。追伸 いくつか僕の詩を同封します'
ランボーの詩を読み衝撃が走るベルレンヌ。
パリで会いましょうと汽車券を返信する。
ドゥラエと喜び合いパリに出て来るランボー。歌のクライマックスですれ違う2人。
ラ-ベルレンヌ氏?
ベ-ランボー?
出会いに喜ぶランボー
ランボーが17歳でたじろぐベルレンヌ。
ラ-ポールと呼びますね!…どうしました?
ベ-いや少し驚いて。こんなに若く…
ラ-(アドリブ) 若くハンサムな詩人だとは思わず?
お互いの詩の素晴らしさを伝え合い、私は何をすればいいか?と聞くベルレンヌ。
ラ-パリ文壇に僕を紹介して下さい。僕の詩がどんな反応か見たいです
ベルレンヌ-私も気になる、ついて来なさい。
⑷ パリの2人
フランス最高の農夫ドゥラエへ、とランボーから届いた手紙を読むドゥラエ。
憧れたパリ文壇も腐ってると断じるランボー
♬앉은뱅이들 (座ってる奴ら)-ラ
※不具者みたいな意味もあるが邦題に準拠
パリ文壇のサロンに行く2人
目覚めるな立ち上がるな。もう遅い、お前らは終わってる、死んでると強烈に批判するランボー
最初は誤魔化すも、最後は外聞を捨て同調し叫ぶベルレンヌ
手紙読むド-パリは死んだ街だけど、ポールは思った通りの人だ。ポールとならどんな未知の世界にも行ける。
ドゥラエ お前の笑顔と優しい声が恋しい。また手紙書くよ
♬모음들 Rep-ラ
ランボー不在ですごく静かだと寂しげなドゥラエ。
ド-石は黒いからA...雲はE!白い。僕は…どんな色だろう?
サロン帰りのランボーとベルレンヌ。
べ-お前は明日からパリ文壇のスターだ
ラ-…貴方は違うと思ったけど。そんな言い方 あのパリ文壇の奴らと同じだよ。貴方は本当に詩人なの? と皮肉る。
反応し批判声の幻聴に苦しむベルレンヌ
ラ-...最後に詩を書いたのはいつ?
べ-覚えてない。詩の書き方を忘れたようだ
昔は浮かんだ言葉を掴まえ詩を作り、眠らなくても夢見る気分だった。
♬하얀 달 (白い月) - べ
ラ-この詩を書いた時もそうだったでしょう?素晴らしい詩だ、貴方の声で聞かせて。
歌い掛けるランボーに応えるベルレンヌ。
'あぁ 愛すべき人よ あぁ 夢を見る時よ
白い月が輝いている 震える言葉'
べ-また書きたい、お前のように。
ラ-僕と旅立とう。ここに居たら書けないよ
ベ-私はお前のように若くない。守るべき家族、果たすべき義務…
ラ-義務?貴方の義務は詩を書く事だ。全てを捨て、僕とここから旅立とう!
時間をくれというベルレンヌに 僕は明日朝発つというランボー
私は行けないと去るベルレンヌに後悔するよ!と叫ぶランボー。
♬다 망가진 침대 속에서 (壊れた寝台の中で) -ベ
新しい朝新しい世界が始まるとランボー
恐れを捨て行こうと決心したベルレンヌが現れ、来ると分かってたと喜ぶ。
'誰もいない誰も知らない誰も僕たちを拘束できない場所へ!'
ベ-お前の為じゃない、私自身の詩の為だ。お前は悪魔だっ😈
ラ-地獄に案内致します😁
べ-詩さえ書けるなら!
⑸ 追憶のランボーが去り再び現在
マルセイユ行き汽車内 ベルレンヌとドゥラエ
ド-なぜ気持ちが変わったのですか(来たのですか)
べ-あの悪魔の失敗を確認してやる 詩なんてない
ド-亡くなる前に僕に確かに言ったんです。アフリカで真実の詩を発見したと
べ-発見?
ド-そこに詩を書いたノートを埋めたと。
べ-なぜお前はそんなに詩を探そうとするんだ
詩集を出版しランボーの偉大さ、努力を世に知らしめるというドゥラエに また外面だけだと吐き捨てるベルレンヌ
ド-ベルレンヌ氏には悪い記憶しかないのですか。ランボーのおかげで幸せだった瞬間はありませんでしたか?
ベ-ない、ただの一度も。
⑹ ロンドンの2人
※ペアによりアドリブでやりとりいろいろ
ロンドンに着き海辺でたわむれるランボーとベルレンヌ
ラ-全てが新しい!風、海、そして空!
毎日に詩を書こうと喜ぶランボー、ベルレンヌは不安を拭えない
ラ-パリの方は見ないで
ベ-あぁ…
♬알수 없어라 (分からない) - べ
カモメのように自由に飛ぶと歌うランボー
恐れる不安な自身の心が分からないと歌うベルレンヌ
ベルレンヌを見て、小枝で砂に詩を書き付けるランボー
ためらうベルレンヌにも小枝を渡し2人で連詩を綴る(実際の詩や手紙より)
ラ-誰か人生を分かったと断言できようか
べ(ランボーの詩を読む)-幸いな事実は、辛いこの生が たった一度で終わる事だ
ラ-移動手段といえばこの痩せた脚が全て
べ(自分で書く)-財産といえば瞳の中に溜まる黄金の太陽が全て
ラ-彼らはボロを着たまま 激しい冒険の道を行くのだ
べ-私は生きている まさに着実に燃え上がる火花として ここに、この場所に生きている
ラ-醜く醜くなった この世界のどこかで。
べ-純粋の極地に達した人生の享有者と共に。
感動し思わず詩を書いた地面に口づけるランボー。ベルレンヌも倣う。
涙し強く抱き合う2人、帰って行く。